深海鮫

深海鮫

サメの驚異的な生命力については昔からよく語られてきました。4億年以上も前から地球上に生き続けており、ほとんどガンにかからないといわれています。アメリカのある研究所では、強力な発ガン物質を溶かした水槽の中で、サメを8年間飼育するという研究調査を行いました。その結果、8年後も元気に泳ぎ回っており、解剖しても一つの潰瘍も発見されませんでした。

深海鮫サメがガンにならないのは、サメ自身がスクアラミンなどの制ガン物質をもっているためとされています。その制ガン物質は肝臓を初めとする内臓や、軟骨、肉体などの全てにあり、細菌やウイルスを抑制する力や、免疫機能を高める力が備わっているとされており、全体的な相乗効果により強力な生命力を発揮します。

サメは傷つきさえしなければ、理論的に永遠に生き続けることができる構造をもっている、地球唯一の動物といわれています。