コラーゲン
コラーゲン
コラーゲンは、からだの中の皮膚や骨、腱、血管などに多く含まれるたんぱく質です。コラーゲンの主な役割は、約60兆個ある細胞と細胞をつなぐ結合組織の主成分です。また、コラーゲンはからだの各組織がバラバラにならないように支持する役割もしています。水分を保持し、からだが干しあがらないようにする役割も担っています。さらに、3本の鎖状が、らせん状に絡まった特殊な構造をしていて、バネのように伸び縮みするので、肌のツヤとハリが保たれ、骨においては、しなやかさと強度が生まれます。
肌の真皮の70%がコラーゲンで、表皮の保水性のカギを握っています。皮膚が老化する最大の原因はコラーゲンの新陳代謝の衰えで、老化により保湿力が失われてカサカサの肌になります。
また関節組織の円滑化にも深く関与し、関節の働きの円滑化、関節周囲の靱帯、腱の弾力性維持や円滑化にも深く関与しています。
コラーゲンは目の角膜や水晶体にも存在しており、老化などが原因で水晶体内のコラーゲンが酸化し古くにごった状態が白内障といわれています。コラーゲンは体内での産生は加齢とともに減少します。
食事として
コラーゲンは動物性たんぱく質で、牛、豚、鶏、魚の皮や骨、内臓に豊富に含まれています。家庭では料理しづらい食材ですが、鶏ガラなどをコトコトと煮込んでゼラチン状にしたりして食べる一工夫をしてみましょう。
サプリメントとして
コラーゲンは毎日、適量を摂取し続けることが大切です。目安は1日に2~5g。またコラーゲンの合成に欠かせないビタミンCやヒアルロン酸などが配合されていれば更に保水力や合成に役立ちます。